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2008年5月

ルーブル美術館展ーフランス宮廷の美

先ほど青年時代に勤めていた職場のOB会から帰ったばかりである。で、もって、今日は時間がなく、古いネタで失礼します。

先日、神戸市立博物館で4月26日ー7月6日まで開催されている「ルーブル美術館展(http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/main.html」をみてきた。ここはこれまでも、「西洋の青」「オルセ-美術館展」「ベルリンの至宝展」「ミイラと古代エジプト展」など、結構、世界的名宝を展示してくれるので毎回、利用させてもらっている。今回はこれまでの絵画中心と異なり、装身具や調度品など美術工芸品が中心。それも、ブルボン王朝華やかりし時代に王侯貴族たちが競って贅を尽くしたといわれる1級の品が138点・・。

さて、特別展示室に足を踏み入れるや否や、まばゆいばかりの壷や燭台や時計が目に入る。中にはご丁寧にも日本の蒔絵や中国・景徳鎮の磁器に態々、金飾りが施されている念の入れよう。先日、時代こそ違え、日本の皇室の財宝である正倉院展を拝見したが、磁器なら磁器、漆器なら漆器と、いともシンプル。たまに鍍金を施した工芸品もお目にかかったが、ほとんど絢爛豪華と言うにはほど遠い代物だった。それに比べ、、こちらは草や鳥や動物が渦巻状に曲線を描いて、これでもかと緻密に彫金されている。しかも、ルイ15世の時代は左右非対称(ロカイユ様式)、ルイ16世時代は左右対象(新古典主義)、又、前者はケバケバ、後者はシンプルなど、細かい差異までみられるという。まー、何時の時代もそうだが、時代が華美に奔放に流れ過ぎれば、逆にシンプル、統制の揺り戻しが起こるのだろう。それでも、両治世に共通するのは華麗の一言に尽きる。

一説によると、ルイ15世の愛人・ポンパドウール夫人やルイ16世の王妃・マリーアントワネットの贅沢の極みで、王政の末期には財政逼迫から、王太子の葬儀すら思うように執り行えなかったと聞く。さもありなんで、展示には塩入れ、ポプリ入れ、テリーヌ(料理に使う蓋つきの深い容器)、ソース入れまでもが金ぴかの鍍金製(尤も、案内人さんの話では実用せず、部屋に飾っていたようだが)。又、シリンダー(書き物)机も象嵌、金細工など実用品とはとても思えない超豪華製。そして、暖炉の側に置くマキを隠すためだけに「薪台」まで金造りにしつらえる懲り様である・・。

処で、変わったところでは「鳥と葉と獣を表した5曲の屏風」・・。なぬ、おフランスに屏風が?。どうやら、ゴブラン織りで日本の屏風を真似て作った様だが、蝶番(ちょうつがい)まで布製。おまけにありえない奇数の屏風だ。日本では2,4,6の偶数(理由は持ち運びする時に折り曲げて絵の表面を保護する為)と決まっているが、きっと、見よう見まねで「坊主が屏風に上手に絵を描いた」からかも(何のこと、ウーン!)・・。

そうそう、もう一つ、やたら多かったのが嗅ぎ煙草とボンボン入れの容器。金製は勿論だが、象嵌、エマイユ(七宝細工)などが嵌め込まれ、中には蓋に肖像が描かれている(ネーム代わり?)。どうやら贈り物に使われたようで、この時代、宮廷の恋愛は、王に公妾(側妾を置かぬ代わりに王の愛人を公認する制度。英仏王室で実施)がいた様に貴族の恋愛は割りと自由だったよう。従って関心を引く為、男から女(ボンボン)、女から男(嗅ぎ煙草)へ、プレゼントとしてはやったのでは。又、贈り物としてはこのほかにも懐中時計、書き板(手帳)ケースも見られる。

ともあれ飽きぬまま、最後のブースにやってきたが、ひときわ群がっていたのが、「マリーアントワネットの旅行用携帯品入れ」の前。化粧道具、食器・茶器セット、中には彼女の好んだというお菓子焼き器まで、一つに収容できるトランクだが、なんと彼女はどこへ行くのにも携行していたという。そのため、フランス革命で彼女の祖国オーストリアに亡命する為、そっくり同じものをも一つ注文したという。つまり、いつものトランクはお城に置いてアリバイつくりに・・。

でも、脱出行の国境500メーター手前であえなく逮捕。パリに連れ戻されてご存知ギロチンにかけられた。それも、側近の「王と別々に逃げるべし」の進言を拒否、「家族一緒に皆で・・」と大型の遅い馬車で逃げた為、追っ手に追いつかれたと聞く。このトランクをしみじみ見つめて、最後まで家族愛を大事にした悲劇の王妃に、家族愛の薄れかかった日本の現世と比べ、一寸考えさせられた次第です・・。♪

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お粗末な日本外交ー自衛隊機派遣頓挫!?

町村官房長官は30日午前の記者会見で四川救援への自衛隊機派遣の見送りを発表した。理由は「中国で一部、慎重論が出始めているので、日中間で協議し見送ることにした」とし、一方で「先方から自衛隊機も一つのアイデアだと打診があっただけで、政府レベルの合意事項でなかった」と今頃、のたまう。「語るに落ちる」とはまさにこのこと。日本外交の恥を天下に晒したようなものだ。

それにしても浅見光彦氏の推理(?)は見事。始めからウフフの御仁(福田総理)の一人芝居と見抜いていた。それを今頃になって、北京大使館が要請を受けたのは中国の武官だと公表し、単なる茶飲み話だったと吐露する。もし、これが戦前なら、それ中国の謀略だと、輸送機3機どころか、F15戦闘機を大挙、もとい、ゼロ戦を送り込む所だった。まー、今回は「勝手にシンドバッド」だったから、「中国の慎重論・・云々」でお茶を濁したのだろう。それに、もし、「言ったの言わないの」議論しても「お茶かけ」、いや水掛論になるものね・・。

ともあれ、面白いのは、このニュースに昨日はしゃぎすぎた「毎日」だ。夕刊に、『空自機派遣見送り 中国の慎重論配慮』と政府の言いままに、おとなしく引っ込んだ。そして、自衛隊機受け入れの中国のメリットまで講釈した「産経」はというと、中止理由を「(事前に)マスコミにもれ過ぎた」「中国政府内の手続きが終わらないままの要請だった(いずれも日本政府関係者談)」と弁明している。よく言うよ! 「もれ過ぎた?」、己(外務省)の筋のマスコミ・リークじゃん! 「中国政府の手続きが終わらないうち?」、そんなん、確認するのが常識なこと、小学生でもわかるじゃん!・・。

ホントどうしょうもない外交レベル。父さん、ふと又、日米開戦時の「開戦通告ミス」を思い出した。ハル長官に「最後通告」をする期限を知りながら(職務)をおっぽり出して、同僚・寺崎書記官の送別会にでた任務担当の井口参事官と奥村一等書記官。それが為に、後々も「真珠湾攻撃」が通告なしのだまし討ちの汚名をきる仕儀に。そして、戦後なんと、彼ら3名ともミスの責任を取ることなく、全員、めでたく省のトップである外務次官を歴任したという。こんない加減なことだから、「日の丸」を背負った仕事がいまだにできないのだろう。

それが証拠に今般、アフリカ各国から温暖化防止に理解を取り付け、洞爺湖・環境サミットに弾みをつけようと急遽、40ヶ国を集めて「アフリカ開発会議」なるものを主催した顛末。政府はインセンテイブとして「アフリカ向けODAや民間投資を5年間で倍増する」と、日本外交お得意のばら撒き戦術に出た。そして後進国と恰も舐め切った様な個別会談を実施。つまり、本会議に先駆け参加40ヶ国を次々面談。しかも、1ヶ国15分、これには記念撮影を含むから会談は賞味5分という失礼な話。でもって、会議本ちゃんでは危惧したように、日本(外務省)の思惑はずれもいいところだったとか。即ち、アフリカは「エコロジー」より「食料第一」。エコロジーより、サミット議長国として「穀物価格を吊り上げる先進国の投機マネーをどうにかしてくれー」と言うのだ・・。

だから言わないことでない。こんな(外務省)」バカキャリアの振り付けに乗って、「付け焼刃」で下手こくより、石油放出を話し合いなさいって!・・。そして、今頃になって、「アフリカ」が有望であることに気づいた」としゃーしゃーいう甘利経産相もどうかと思う。一国の大臣としてはアマリにも情けない話だ。

いいですか!お隣の中国など、とっくの昔にアフリカが石油・天然ガス・レアメタルの資源国と調査済み。だからこそアフリカ支援(ODA)に早くから取り組み、今では日本の4倍の力(金)の入れよう。それも、日本からの対中ODA資金を使った「濡れ手で粟」作戦だ。そして、昨年も北京でアフリカ42ヶ国を集めて「アフリカ会議」を開催。しかも、日本外交と違って、胡主席が事前に4ヶ国、温首相が7ヶ国歴訪しているという。

ホントもう、情けない日本の外務省・・。でも、きっと言うだろうな。「行きたいのは山々だったけどネジレ国会で・・」と。それも結局言い分け。下らない政策実行と、2/3の再決議を連発して時間を食っただけでは。 早い話、本当の理由は外務官僚のレベルが低すぎるということだけです。ハイ、間違いありませんって・・。♪

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中国の自衛隊機受容れの謎に浅見光彦氏が挑む(?)

中国政府が四川大地震の緊急支援として自衛隊派遣を要請してきたことに対し、防衛省は29日、国際緊急援助隊派遣法(自衛隊の海外派遣を認める根拠法)に基づき、航空自衛隊のC130輸送機3機でテントや毛布を運ぶことを決定、早ければ、週末にも第1便が出発するという。

あの湾岸戦争(1991)の後方支援としてペルシャ湾での掃海活動やインド洋上の給油支援にも都度、自衛隊派遣に嫌味を言って、露骨に干渉した中国が直接、中国大陸を飛行するのを容認するとはまさに驚天動地の出来事である。

早速、マスコミは挙って、謎解きや中国の真の狙いを分析しだした。面白いのは「毎日」で、『日中に歴史的一歩 「旧日本軍感情」雪解け』と題し、その理由を「震災での日本の援助を評価。少しずつ中国側の日本への警戒感が解けている」と解説。又、社説にも『隣国として最大限の支援を』と、「テント、毛布だけでなく、地震湖の決壊を防止する重機は必要ないのか」と心配までし、今回の協力を通じて日中の互恵関係を強化すべきだと手放しの歓迎ぶりである。そういえば、「たかじんのそこまで言って委員会」の三宅老まで日ごろの中国嫌いを忘れて、日本の緊急援助隊の活動に目を細めていたっけ(皆、こう言う美談に弱いのかも)。

でも、さすが右系の「産経」は、『中国政府、自衛隊機受け入れで政治的効果狙う』と見方が違う。つまり、胡錦濤氏の「対日強硬派の人民軍と未だに軍に影響力を持つ江沢民を抑え、対日重視の姿勢を示す狙いがある」と言うのだ。又、自衛隊機を受け容れることで、①現実に不足している物資が確保できる ②国際協調重視の姿勢を内外に示す ③更に国民の対日感情を好転できるなど、メリットがあると補足している。

この他にも、ネット上では「ZAKZAK」が、①地震を奇禍として軍事的に接近することで日米関係に楔を打ち込む ②そして、米調和解で北の核保有が実質認められれば、いずれ日本の核武装が俎上に上がるので、それを阻止するためにも日中の前略的互恵関係が必要なのだと分析している。

又、あるブログでは「真実は中国からの要請でなく、日本の申出。それを敢えて、中国が飲んだのは自衛隊の災害派遣が決まれば、相互主義の原則から、今度日本で震災が起きれば、人民軍を日本に派遣できる。つまり、将来を見すえて日本を中国の覇権下に置く布石だ」と解説しているものもある。

まー、色々と見方が異なるが、どれが当たっているのか? 外交問題だけに真相は藪の中だろう。だが、不思議なのは①何故、中国の要請が駐日大使館を通さず、日本の北京大使館経由だったのか? ②何故、民間の貨物機なら最大120トン運べるのに、積載量が20トンの軍用機を要請したのか ③且、何故、持ち出しに法的難点(手続きがややこしく時間が掛かる)のある自衛隊のテントが必要なのか ④又、今回に先立ち、日本の緊急援助隊や医療チームの、行きたいところに行けず、本来の能力が発揮できなかったのに、今又、自衛隊派遣なのか?、などなど、疑問だらけである。

そこで例によって、謎解きならあの人、浅見光彦氏に推理してもらうことにした(?)・・。

彼の推理によると、先ず、①の事実から、やっぱ日本側、即ち、福田御仁直接の仕掛けに間違いないという。又、福田政権の支持率アップの為のシナリオだ、とも(三宅氏も騙されたものね!)。次ぎに、②の問題は実際、18日にも人道支援物資を米軍機が成都に運んでいるので、さしたる意味はないだろう。ただ、③との絡みで、中国が日中協力をパフォーマンスしたいというより、外交に全てをかける御仁そのもののパフォーマンスとみる方がより正確でないか? そして、④は言うまでもなく、とやかく問題の多い自衛隊の人気アップを狙ってのもの・・と。

早い話、結局、御仁の一人芝居に胡錦濤が乗って上げたと言うのが真相なのだそうです・・。

まー、外交は見かけでなく実利だというから、御仁の猿芝居(?)で日本の国益が損なわれなければ良いのだが・・。♪

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若者の**離れ!?

向こう10年間で59兆円が必用という国の道路整備計画の杜撰さがひょんな所からチョンバレ。5月16日の「日経」によると、「全国の自動車保有台数(軽自動車、二輪含む)が、最新2月末の統計で7943万台、3ケ月連続の前年割れになったという。3ヶ月連続の減少は統計史上初であり、先進諸国でもない例だとか。

とあれば、車がどんどん減っていくのにどうして自動車道だけバンバン作らなければならないのか?世界の7不思議より奇怪な話だわね・・。

処で、減少の原因だが、①少子、高齢化で新車登録台数が減少(新車登録<抹消登録) ②交通便利な都市への人口集中化による車離れ ③非正規雇用の増による購買力低下等々だという。中でも深刻なのは若者の車離れ現象だ。

少子化で若者の絶対数が減っているばかりでなく、彼らの雇用環境も悪化。即ち、(農林業除く)非正規雇用者比率(07年度非正規雇用1707万人/全雇用者5077万人=33.6%)が年々上昇し、且一般労働者とパートタイマーの賃金格差は拡がるばかり。因みに非正規労働者の賃金は正規労働者の半分にも満たず、法律に定められた最低賃金額も先進国中、文字通り最低なのである。従って、若者も、車を買いたくても買えず、おまけに、世界一過酷と言われる自動車関連諸税と高騰するガソリンで維持もママならない。そんなこんなで車離れしていった様だ。

若者といえば「車離れ」だけでない。最近、マスコミ等で「若者の**離れ」なるものが良く話題に上がる。

曰く、「若者の海外旅行離れ」もそうだが、業界調査によると、20-29才の「海外離れ」が深刻になっているという。1996年にピークをつけた463万人が06年には298万人に激減。その主たる理由が「お金がないから」「休み取れないから」だとか。そして、今ひとつ多い理由が「海外そのものに興味がない」で、どうやら価値感の変化が起こっているようだ・・。

価値観の変化といえば、「若者のゲーセン離れ」もそうだろう。確かに一時期のブームは去って、ゲーセンの数そのものも減っており、客の入りも見る限りよくない。ゲーム代に高い金を払って時間つぶしするには、少なくなった可処分所得がそれを許さなくなったのかも・・。

他にも若者の「新聞離れ」「テレビ離れ」も進んでいるようだ。但、これは若者の「読書離れ」と異なり、活字や映像から遠ざかった訳ではない。どちらかといえば、インターネットでニュースも映画・音楽も無料で見れる時代だから当然の結果なのだろう。いわば、媒体が「CD」「MD」から「DVD」に進化したように、単なる変化かも。それに何よりも面倒なCMに付き合されなくてよいのだから・・。

又、この他にも、「ビール」「献血」「二輪車」「理科」離れも進んでいると聞く。そういえば、マッシーパパの若い時代、授業をエスケープして、パチンコ、マージャン、それにストリップ鑑賞(?)と、良く通ったが、今の学生さんにはこんなものに興味ないのかもね・・。

でも、「**離れ」の真の犯人は、携帯電話の高額使用料でないかと、分析する評論家もいる。即ち、非正規雇用率が加速し、若者の可処分所得が減る一方で、ケータイはお構いなしで使われる。その上、次々、新機種の登場で買い替えに追われるから、他の領域まで金が回らないというのだ。

まー、本人は「ケータイ」一つで、人生の全て(?)をカバーしているつもりなのだから、社会に迷惑をかけていない分、無問題だろう。でも、ケータイ文化が若者の全てとあっちゃ、日本の将来が一寸、心配になってくるけど・・。♪

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糸の切れた凧の様に揚がる原油価格!

この21日にNYの原油先物相場(WTI価格)が一時、1バレル(bl)=135$を超えたという。つい4ヶ月前の100$(1/2)に驚いたばかりと言うのに、この異常な高騰ぶりだと、これまでの原因、即ち、新興国の需要増や原油決済に用いる米ドルの下落では最早、説明がつかない。しかも、専門筋ではこの夏の需要期を見越せば150$台も、又、向こう2年以内には200$さえも視野に入れねばならぬという。

では本当に歯止めが効かないほどの需給関係が逼迫しているのであろうか?答えはどうやらノ-の様だ。そして、その謎解きの一つが、本日、閣議決定された07年のエネルギー白書にあるといえる。

同書に曰く、「07年下半期のWTI平均価格1bl=90$のうち需給バランスを反映した実勢価格は60$程度で1/3の30$程度は投機資金による押し上げ」である・・と。

ところが、これに対し、ポールソン米財務長官は過日(22日)、①原油高騰は逼迫する供給と世界的な需要の高まりを反映したものであり、更に②米経済のファンダメンタルは強く、政府も強いドル政策を取っていると、米政府に責任のないことを強調したのだ。

昔から、脛(すね)に傷持つものほど、痛い所を付かれたら必死に否定するものである。つまり、米国投資ファンドがサブプライムローンで痛手を受けた損失を何とか取り戻そうと、原油先物相場を意図的に操作しており、その大事なスポンサーを擁護しているのがこれ又、ブッシュ政権で、いわば、出来レースなのである。つまり、それが謎解きの二つ目で、この辺の事情を田中宇さんのブログ「石油高騰の謎」が明らかにしてくれる。

即ち、WTIの市場は米国産の石油を対象にしており、たった世界の10%のシェアの所に、米ファンド資金だけで5兆円、それに、巨額の中東やアジアの政府系投資資金(SWF)まで参入し、一層マネーゲーム化しているというのだ。しかも、ドル安が追い風になり、「ドルが下がるから又、価格を吊り上げる」というイタチごっこも起きているのだとか。勿論、石油高騰は米国民の利益でないだけに野党・民主党も放ってはいない。再三、法的規制をブッシュ政権に迫っている。が、もとより、テキサスの石油資本の代弁者であるブッシュ(祖父は石油と軍需会社のオーナー)だけに取り合うはずがない。だからこそ、いくら暴騰しても頑なに、「本当の有事でないと米国の戦略備蓄(石油)は放出しない」とのたまうのだ・・。

いや、問題なのはそれだけではない。むしろ投機筋と産油国が結託(?)することの非の方が大きいとブログは云う。つまり、中東の産油国は欧米や日本・韓国など親米国にはWTI価格で、一方、お気に入りの国にはWTI価格の1/5で売る二重価格制を取っているというのだ。まさに、ブッシュに忠誠を尽くせば尽くすほどバカを見るという構図が見えるようだ・・。

因みに、どれほどバカを見るかと言うと、原油価格が上がればガソリンだけでなく、日常品も高騰するが、当然、国民の家計費に影響する。第一生命経済研究所の調査によると、2008年の平均為替が1$=100円として、1bl=100$で16410円、同150$なら45967円、同200$で74756円、家計への負担が増すという。又、ガソリン、軽油など、「石油製品」、に限ってみても、1bl=200ドルで30407円とか・・。

こりゃ大変だ。それをウフフの御仁(福田総理)は性懲りなく、ブッシュの欲するままに、高い石油をせっせとインド洋上の無料スタンドに運んでいる。ホント、こんなバカをいつまでも続けているのだろうか。

それよりか、父さんの言うように、「世界一備蓄している日本の石油(07.2月現在、国が94日、民間が83日)のせめて半分でも、世界に先駆けて放出してはいかがか。そして、そのことを洞爺湖サミットで宣言。各国の追随を促すのだ。その方が、どれほど國際貢献になるか分からない。しかも、サミット前に慌ててアフリカ諸国を招き、金をばら撒いて常任理事国入りを買うよりも、ずっと、早道でないか・・。♪

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セルフ・レジ時代到来か?

ガソリン価格高騰の煽りで、「セルフ・スタンド」が増加。業界ではいづれセルフ販売が全体の半分になるだろうとも言われている(07.3末現在、セルフは6013店、全国45800店の13%に達している)。

だが、店頭ではまれにガソリンと軽油を取り違えるトラブルもあるようで、これまでの「軽油」を「デイーゼル」と書き換えたり、誤給油注意を呼びかけているという。と言うのは、ガソリンのあまりの高騰に、「軽油」の方が安かったから」と誤って給油したり、「軽自動車だから軽油だ」と勘違いする例もあるからとか。父さんも機械オンチだから、万一の吹きこぼれを恐れて(?)、一度もセルフで給油したことがない・・。

さて、セルフといえば、スーパーで昨年ごろから無人レジシステムの導入が加速されているという。所謂、セルフ・レジと言うやつである。

そもそもスーパーそのものが、対面方式を廃し、好きなものを商品棚からカゴに入れてレジで一括清算する「セルフ方式」なのであるが、その唯一の対面方式のレジまで「セルフ」にしようと言うのだ。

そして、業界で始めて取り入れたのがイオン(マックスバリュー、ジャスコ、マイカル)で、既に03年8月に日本NCR製のシステムでスタート。現在までに82店、来年2月で130店まで増設すると云う。

一方、メーカー側もライフコーポレーションやローソンの今春からの導入で勢いつき、業界一のNCRがこの5年間で600台、08年1年間だけでも800台弱、今後3年間で1万台(最新版1セット1500万円)を見込んでいるという。又、後発メーカーの富士通も、この4月にイオンだけで50セット(1セット1200万円)を受注し、2010年までに200セット販売する予定とか・・。

処で、セルフ・レジだが、来店客は買い物カゴから商品を取り出し、バーコード機械に読み取らせ、合算された請求額をATM(現金自動支払機)を使い、現金又はクレジットで決済する。但、バーコードの読み取り前後に商品の重さを測定し、読み取りミスや計器を通さず袋に入れるなどの場合、作業を中断する仕組みになっている。そして、その無人レジ4-6台のトラブル内容が別の操作画面に表示されるので、それを管理する店員がトラブルに対応するという。つまり、4-6台のセルフ・レジを1人の店員が管理することで人件費コストは従来の1/4から1/6に削減されるというのだ・・。

しかも、どんどん導入スーパーが増えれば、機械の単価も下がり、益々コストダウンに繋がるというメリットもある。ただ今のところ、機械が大仕掛けでスペースを食うため、ドラッグストアやコンビニなど比較的小規模な店舗の導入が難しい面もある。そこで、NCRは最近、従来の設置面積1.67㎡を改良、0.981㎡と面積比59%に削減する新機種を発表した。愈々、日本の実情にあった改善競争がメーカー間でも激化するのでないだろうか・・・。

閑話休題。でも何か引っかかる。導入する側は、人件費の削減以外にも「レジ待ちの時間が短縮できます」とか「キャラメル1個でも気兼ねなく購入できます」とそのメリットを強調する。がそれでも一寸変。

セルフのガソリンなら少なくとも有人スタンドよりリッター3円以上は安くなる。つまり、コスト削減分の一部を消費者に還元しているのだ。ところがセルフ・レジを通して一体、消費者が何を得するの?、機械の弱いお年よりはどうなるの。当然その人たちは一般用のレジになるよね。となれば、いづれそこは延々長蛇の列にならないか?・・。

ともあれ最近、世の中がなんとなくおかしくなってきたように思う。高速道の改札をスムースにする為と称して「ETC」なる制度を強制(?)、対応できない車は「一般用」として区別する。そして、ETCの検問を段々増やして一般客を追いやる。鉄道の「Suica」も「ICCOCA」も同じ。改札にどんどんカード専用機を増やして、ない人を差別待遇する。いわばこれもあれも、利用者にあまり還元されることなく、逆に消費者の便宜を奪っているのだ。ほんと、文明の進化と言うのはおかしなものだわ!?・・。♪

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「CHANGE」小泉再登板の予兆!?

ご存知キムタクが主演する田舎の小学校教師から一転、総理になると言う「CHANGE」が何かと話題である。話題の一つは毎回はじき出される視聴率の数字。彼の主演するドラマは過去、いずれも20%を超えるといわれ、今回も1~3話ともクリア。それでも、仲間由紀恵の「ごくせん」より視聴率が低くかったと問題にされているのだ。尤も、どちらも20%台でさしたる差はないのだが、何しろ、今回のキムタクの出演料が1話700万円とも900万円とも云われ、制作費も4,5千万円かけているだけに並みの視聴率では満足できないといわれるのだ。そして、今ひとつが、ストーリーのパクリ疑惑。それも、映画フアンからは、「スミス都へ行く」が、漫画オタクからは弘兼憲史氏の「加治隆介の議」がそっくりだと指摘されている。

なるほど、どちらも①主人公が急死した議員の代わりに担ぎ出されたり、②政治のズブの素人が腐敗した政界に立ち向かうなど、ストーリーは確かに良く似ているようだ。特に前者は主人公のキャラがそっくりで髪型まで同じ天然パーマー。そして、後者は九州出身で父とその後継者と目されていた兄の死などもそっくり同じ設定。でも、フジ側は否定。シナリオライターやプロデユーサーが独自に作り出した作品だと主張しているようだが・・。

そして、三つ目が、小野寺光一氏のブログ「政治経済の真実」で語られている「小泉再登板の予兆ドラマ」説だ。驚くのはこのブログが番組の始まる前に、小泉秘書の「代議士秘書~笑っちゃうけど本当の話」の冒頭に書いている、「選挙は日本で唯一の法律で許された戦争だ」という文句を阿部寛演ずる「選挙プランナー」がそのまま言うはずだと言い当てたこと。更には、ドラマの中で急死した父の後を襲う二世議員や彼の後押しをし続けた秘書の存在は小泉本人とその姉を連想させるのに十分であり、それ以外にも数多くのキーワードがサブリミナルの様にはめ込まれていると例証する。そして何よりも、ドラマの主題歌を歌うのは世界でも初と言う大物マドンナで、ジュンイチロー再登板を後押しするアメリカの影がちらつくと指摘する。

これはもう、「百聞は一見にしかず」、見るしかないだろうと、昨日(第3話)、父さんも見ましたよ・・。でも、以外や以外(それとも当たり前?)、新人議員から一足飛びに総理になったキムタクから出てくる言葉は全て、「選挙のときだけの政治家でなく国民あっての政治家でありたい」や、「総理になっても国民の目線で国民の為に働く」など、全うな姿勢である。そして、「政治を改め、世の中を変える」と力強く宣言する言葉からは決して、氏の言うサブリミナル効果は認められなかったけど・・。

まー、小野寺氏も、真の問題はその後にあると言う。なんと、ジュンイチロー(の役)を「CHANGE」に登場させ、キムタク総理と硬く握手、「改革は国民の為にやっているのです。後を頼みますよ」といい、「わかりました。後は俺がやります」と答えさせるのだとか。つまり、CHANGE(改革)=小泉を視聴者に刷り込み、来る本物の総選挙には改革新党「CHANGE」を立ち上げるのが、まさにこのドラマが狙っている本当のシナリオだというのだ・・。

まー、真偽のほどはともかく、年金問題も後期高齢者医療の悪法も全てジュンイチローの似非改革のなせる業。今更、国民も「小泉」でもないだろうと思うが、最近、富に、政局の節目節目に現われては、パフォーマンスを演じるジュンイチローは気になる存在。何しろ、、ミーハーのおばさん族には未だに人気抜群だけに、下手に(彼に)やる気を出されると一寸心配である。

特に膠着した政局に、政界再編は必至だけに、またぞろ、離合集散。挙句に小泉新党、小泉ブーム再燃の悪夢も絶無でないだろう。それを阻止する為にも、ここは一番、小沢民主に奮起、政権奪取をお願いしたいものだ。それこそが、国民の望む真の政治であり、名実ともに「CHANGE」であると思うのだが・・。

まー、次回からも、しっかりキムタク総理をウォッチャーしなければ!・・。♪

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岩国哲人の言うように、「国民は拉致問題に拉致られている」の!?

「毎日」が今朝の一面トップに『めぐみさん「自殺」後転居 地村さん証言北朝鮮説明と矛盾』をスクープ。記事は昨年末、富貴恵さんが日本当局に、「自殺(94年4月)より2ヵ月後に地村さん夫妻の住む招待所の隣に引っ越していた」と証言していたというのだ。しかも、「かなりうつ状態が激しく北朝鮮当局者に看護され、数ヵ月後にいなくなったとも」証言している。

ところがこれに対し、町村官房長官は「富貴恵さん本人に今朝確認したが証言は行っていないと確認した」と発表。同時に「本人に取材がない記事で誠に遺憾。相当の意図を持って記事が作られたとしか思えない」と遺憾の意を表したという・・。

ともあれ全くよく分からない事件の顛末ではある。そこで、例によって、ネット情報をつないで見るとなんとなくこのスクープの背景が読めてくる様である。

実は04年にも蓮池さんの「めぐみさんは94年迄生存していた」証言で、これまでの93年3月死亡説を、北朝鮮は慌てて「94年4月」に訂正したケースがあったがこれも「毎日」のスクープである。つまり、政府のトップシークレットだったはずが又ぞろ、出し抜かれたということのようだ。だからこそ、「相当の意図云々・・」でもって抗議したのではないか?

早い話、政府としては、米朝のこれまでの協議で愈々、北の核問題が決着付きそうになり、それまでには、どうしても日朝交渉の進展が望まれる。そのためにも蓮池証言も地村証言も外部に漏れては困るのであろう(交渉の切り札に使うつもり?)。

では、逆に毎日のスクープだが、今この時期に何故飛び出してきたのか?これも意味深である。

あくまでも偏見だが、蓮池証言の時も、ジュンイチロー(小泉元総理)の2度目の訪朝で、地村、蓮池家族の帰国、インドネシアでの曽我さんとジェンキンスさん達家族との再会で世論が拉致問題をスルー仕掛けたタイミング。そして今回もシンゾー君(安倍前総理)と異なり、拉致問題に何の関心も示さぬウフフの御仁(福田総理)と、北に経済制裁を課しても一向に効果が見られぬことより、流れがなんとなく、「制裁」より「対話」路線へ傾きかけたことである。

例えば、蓮池兄のTV発言(4.13「日テレNEWS24」)の「制裁を続けるだけでは進展しない。解除などして話し合うべき」や、民主党・岩国哲人が5月20日、産経新聞に述べたという「拉致問題に拘って対話ができない状態は両国に有利でない。北に(埋蔵されているという)資源ビジネスで競争相手(米中)に後れを取る」発言。そして、翌22日には媚北派の権化と言うべき山拓を会長に岩国氏など、与野党超党派で「日朝国交正常化推進議員連盟」が結成された。

兎に角、「国益とは何ぞや」をいっかに理解しない連中が、バスに乗り遅れまいと必死に走りだしたのである。ことにカネの匂いに鋭い連中が・・。そして、もとより媚北派の御仁も強い応援団を得たりと渡に船。万一にも、怪我の功名でジュンイチローでもなしえなかった「日朝国交正常化」が実現できなければ、「棚から牡丹餅」を食らうようなもの。

つまり、こうした流れを快く思わない人たち、例えば、拉致被害者家族会、特に透兄の言動を懸念する同会幹部や彼らを支援する「拉致議連」の先生たちのリークかもしれないのだ(?)。

それが証拠(?)に、拉致議連の民主党・松原議員が「”日朝国交議連”発足で北に誤ったメッセージが伝わる」と危惧。一方、山本一太ら自民の6人は「北朝鮮外交を慎重に進める会」を発足させ、”日朝議連”を牽制、「圧力をなくしたら対話は進まない」と両派の言動が往来する。この男(山本)の言動にはかねがね問題があるが、さすが、「安倍晋三命」と自称するだけあって、彼シンゾー君の「命」だった「拉致問題」を守ろうとする姿勢は「いと、よろし」か・・。

ともあれ、拉致問題一つ、国益に沿って解決できない無能政府。そしてその隙に乗じてハイエナの様に利権に食らい就こうとする浅ましい国会議員たち。確かに、ジュンイチローの説く様に、「国会一院制、議員削減」は目的(ネジレ国会を解消するためだけ)は邪(よこしま)であるにしろ、下らない世襲議員やタレント議員を廃するには良薬かもね・・。♪

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