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糸の切れた凧の様に揚がる原油価格!

この21日にNYの原油先物相場(WTI価格)が一時、1バレル(bl)=135$を超えたという。つい4ヶ月前の100$(1/2)に驚いたばかりと言うのに、この異常な高騰ぶりだと、これまでの原因、即ち、新興国の需要増や原油決済に用いる米ドルの下落では最早、説明がつかない。しかも、専門筋ではこの夏の需要期を見越せば150$台も、又、向こう2年以内には200$さえも視野に入れねばならぬという。

では本当に歯止めが効かないほどの需給関係が逼迫しているのであろうか?答えはどうやらノ-の様だ。そして、その謎解きの一つが、本日、閣議決定された07年のエネルギー白書にあるといえる。

同書に曰く、「07年下半期のWTI平均価格1bl=90$のうち需給バランスを反映した実勢価格は60$程度で1/3の30$程度は投機資金による押し上げ」である・・と。

ところが、これに対し、ポールソン米財務長官は過日(22日)、①原油高騰は逼迫する供給と世界的な需要の高まりを反映したものであり、更に②米経済のファンダメンタルは強く、政府も強いドル政策を取っていると、米政府に責任のないことを強調したのだ。

昔から、脛(すね)に傷持つものほど、痛い所を付かれたら必死に否定するものである。つまり、米国投資ファンドがサブプライムローンで痛手を受けた損失を何とか取り戻そうと、原油先物相場を意図的に操作しており、その大事なスポンサーを擁護しているのがこれ又、ブッシュ政権で、いわば、出来レースなのである。つまり、それが謎解きの二つ目で、この辺の事情を田中宇さんのブログ「石油高騰の謎」が明らかにしてくれる。

即ち、WTIの市場は米国産の石油を対象にしており、たった世界の10%のシェアの所に、米ファンド資金だけで5兆円、それに、巨額の中東やアジアの政府系投資資金(SWF)まで参入し、一層マネーゲーム化しているというのだ。しかも、ドル安が追い風になり、「ドルが下がるから又、価格を吊り上げる」というイタチごっこも起きているのだとか。勿論、石油高騰は米国民の利益でないだけに野党・民主党も放ってはいない。再三、法的規制をブッシュ政権に迫っている。が、もとより、テキサスの石油資本の代弁者であるブッシュ(祖父は石油と軍需会社のオーナー)だけに取り合うはずがない。だからこそ、いくら暴騰しても頑なに、「本当の有事でないと米国の戦略備蓄(石油)は放出しない」とのたまうのだ・・。

いや、問題なのはそれだけではない。むしろ投機筋と産油国が結託(?)することの非の方が大きいとブログは云う。つまり、中東の産油国は欧米や日本・韓国など親米国にはWTI価格で、一方、お気に入りの国にはWTI価格の1/5で売る二重価格制を取っているというのだ。まさに、ブッシュに忠誠を尽くせば尽くすほどバカを見るという構図が見えるようだ・・。

因みに、どれほどバカを見るかと言うと、原油価格が上がればガソリンだけでなく、日常品も高騰するが、当然、国民の家計費に影響する。第一生命経済研究所の調査によると、2008年の平均為替が1$=100円として、1bl=100$で16410円、同150$なら45967円、同200$で74756円、家計への負担が増すという。又、ガソリン、軽油など、「石油製品」、に限ってみても、1bl=200ドルで30407円とか・・。

こりゃ大変だ。それをウフフの御仁(福田総理)は性懲りなく、ブッシュの欲するままに、高い石油をせっせとインド洋上の無料スタンドに運んでいる。ホント、こんなバカをいつまでも続けているのだろうか。

それよりか、父さんの言うように、「世界一備蓄している日本の石油(07.2月現在、国が94日、民間が83日)のせめて半分でも、世界に先駆けて放出してはいかがか。そして、そのことを洞爺湖サミットで宣言。各国の追随を促すのだ。その方が、どれほど國際貢献になるか分からない。しかも、サミット前に慌ててアフリカ諸国を招き、金をばら撒いて常任理事国入りを買うよりも、ずっと、早道でないか・・。♪

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