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「檄(げき)を飛ばす」と元気のない者まで活気付くの!?

毎年恒例の文化庁の「国語に関する世論調査(H19年度)」が公表され、慣用句の意味を取り違えて使う人の多いことが分かったようだ。例えば、「檄を飛ばす」を本来の「自分の考えを広く知らせて同意を求める(19.3%)」のでなく、「刺激を与えて活気付ける(72.9%)」と誤用。又、「憮然(ぶぜん)とする」も「失望してぼんやりする様子(17.1%)」が「腹を立てる(70.8%)」になるなどである。尚、この他にも「さわり」が、「話の要点(35.1%)」より誤用の「最初の部分(55%)」の方が多く、「煮詰まる」も「議論が出尽くした末に結論が出る(56.7%)」のに、「出せない(37.3%)」になったりする。そして、「琴線に触れる」も「感動や共鳴を与えること(37.8%)」が「怒りを買う(35.6%)」に誤用されているとか(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080725ddm012040011000c.html)。

尤も、マッシーパパも偉そうにいえず、「憮然」をこの年まで「腹を立てている」と勘違いしていた。因みにこの調査でも、10代の正答率が36.3%に対し、以外にも60歳以上のそれは15.3%と低く、一寸した謎になっている。

ま~、これに似た例は昨年調査の「流れに棹さす」でも、正答の「傾向に乗って、勢いを増す(17.5%)」より誤用の「傾向に逆らって、勢いを失わす(62.2%)」が年齢に関係なく多かったものだ。恐らく、それは夏目漱石の有名な「草枕」の名文句『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される・・』と混同、「逆らって」しまったと思われる。又、「憮然」も、「鎮撫(鎮めなだめる)」を連想させ「ぶ」を「怒り」と理解したのかも。

そして、「檄を飛ばす」も野球放送で良く、アナウンサーが、「ダックアウトから監督が檄を飛ばしています・・」と言うので影響。「琴線に触れる」もことわざの「逆鱗(龍のあごの下のうろこ)に触れる」と混同したものと思われる。

つまり、元々、「2語以上が結合し新しい意味を表す」のが慣用句だけに、組み合わせを間違うととんでもない意味になってしまったということかも。マッシーパパもブログを綴っているだけに読者に誤用が伝染しないよう、心してかかるようにしたいものだ・・。

処で、今年の調査でもう一つ注目すべきは「外来語」の理解度調査である。どうやら、5年前の調査より「コラボレーション」や「インフラ」「ウエブサイト」「ログイン」などは大幅に理解力が上昇したと言う。一方、「エンフォースメント(法執行)」「コンソーシアム(共同企業体)」「メセナ(企業などの文化擁護活動)」などは、聞いたことはあっても意味がわからないという意見が多かったとか。そして、「日常聞く言葉にカタカナ語が多い」と答える人が86.1%、それを「好ましくない」と答える人(39.8%)も「好ましい(14.5%)」と感じる人の2.7倍だったとか・・。

マッシーパパはこれが気に入らないのである。専門家の専門語使いならいざ知らず、れっきとした日本語があるのにわざわざ「エンパワーメント(権限付与)」と言ったり「バックオフィス(事務管理部門)」と言いなおす(?)無神経さ。特にお役人の文章に多いと思うけど、傑作なのは秘書官の作った「所信表明(06.9.29)」を丸読みしたシンゾー君、109箇所もカタカナ語を乱発して笑われたのも記憶に新しい。いや、かって、ジュンイチローも経済財政諮問会議で「カタカナ語」の連発に辟易し、「英語の直訳では国民は参加できない」と苦情をいったとか言わぬとか・・。彼の構造改革を以ってしてもお役人のカタカナ語は追放できなかったようだ・・。

ともあれ、役所のカタカナ好きの原因はどうせ、制度も法律も外国の物まねにある。従って、頭を使って翻訳するより、そのまま使って、「外国語を駆使できる」と誇示したいのだろうて・・。それとも、日本語だと中途半端な文章にすれば、「言語明瞭意味不明」とやじられるから(?)。むしろ、「カタカナ語」で表現を曖昧にぼかす高度のテクニックで逃げるのかも(?)・・。

ま~、いずれにしろ、国民のために奉仕する「公僕」としては落第。だって、国民が理解できない制度や仕組みを作ってもそれは自己満足の世界。何の国益にもならない。だからこそ、国立国語研究所が提案する「外来語の言い換え」提案が頻繁に行われているのだ。

だがそれも不思議なことにこの機関が一番使って欲しくない「公共性の強い場で使われているカタカナ語」なのに、マスメディアも省庁もこれ見よがしにカタカナ語を使っている。ホント、ケッタイな世の中だわね!・・。♪

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