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医療は病んでいる!? またまた妊婦の病院たらいまわし!

今月4日(土)、脳内出血を起こした都内の妊婦が都立墨東病院など7病院に受け入れを断られ、その後死亡した問題で、医療体制の不備や医師不足が東京など大都市にまで及んでいることが判明した。しかも、墨東病院は「総合周期母子医療センター」に指定されていたというから問題は深刻である。

すなわち、総合周期母子医療センターは母体・胎児集中治療室と新生児集中治療室を備えており、複数の産科医と新生児科医が24時間体制で診療できるようになっている(http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~hospital/syoukai/bosi_iryou_center.html)。

ところが、当院は産科医の退職が続き、7月から土日の当直は1人体制となり土日の救急受け入れを制限していたという。しかも、当日の医師は免許取得後4年目のシニアレジデント(後期臨床研修医)だったとか。いわば、総合周期母子医療センターとは名ばかりで、この事件、起こるべくして起こったものといえよう。

ところで、マッシーパパはこの病院の落ち度を一方的に攻めようとは思っていない。むしろ、問題は事件の背後にある救急システムの運用不備や産科医師の不足を放置してきた国や自治体の不作為に怒りを覚えるのである。

つまり、今回のほかにも、①06年8月には奈良県大淀町立大淀病院で分娩中に意識不明になり、19病院に転院を断られた末に亡くなった例、②07年8月にも、橿原市の妊婦が救急搬送中に11医療機関に受け入れを断られ死産したケースなど、教訓がひとつも生かされていないことが問題なのだ。

厚生行政を司(つかさ)どるお役人はいつも制度を作っては終わりにする。この総合周産期母子医療センター制度にしても「複数の医師が望ましい」とするだけで法律や内規などで義務付けられていない(http://mainichi.jp/select/science/news/20081023ddm003040098000c.html)。

一方、大学病院や公立病院も小泉改革で「独立法人」だ、やれ何だかんだといって、採算ばっか強調するものだから、現場の医師の欠員が生じても真剣に取り合おうとしない。

ならば、政府が少しでも医師不足を解消してくれるのかと思ったら、やっと、今頃になって、厚労省の検討会だかが現在の医学部定員の1.5倍増を「将来の目標」に掲げ、来年度の定員を過去最多とする方針を決めた、という悠長な対応。しかも現場の医師不足を解消するのには早くても8年先の話だといわれている。

閑話休題。話を産科、小児科医の医師不足に戻すが、これも煎じ詰めれば、「新研修医制度」と大いに関係する。つまり、制度改革で前期2年間の研修期間中は処方箋や検査のオーダーが出せないとか、研修機関は大学病院以外でもいいというものだから待遇のいい病院にいってしまう。おかげで、医師不足に困った大学は地方に派遣していた中堅医師を呼び戻す、いわゆる”貸しはがし”が起こって、地方医療が崩壊していった。

また、日本医師会の開業医中心の政策に添った開業医優位の医療報酬体系は病院勤務医の魅力を失わせ、病院経営を圧迫する。その結果、中小病院は去っていった医師の補充もままならず、さらに残った医師は過重労働を強いられて一層、勤務医離れを加速する。

また、行政は医療費の削減を図る目的だけの病床削減を積極的に推進させ、大いに医療現場を混乱させているのも問題のひとつとなっている。

そして、何よりも、今頃の若いもの気質が医療界にも御多分に漏れず侵食。同じ医療単価なら楽で医療リスクのないほうがよいと、どんどん、眼科や耳鼻科、皮膚科を専攻する新卒医師が増えてくる。そして、いまや彼らにそっぽを向かれた産科や小児科は「危険、きつい、帰れない」の3K職場に変貌して行ったのである。

因みに、マッシーパパの昨年8月の病院たらいまわし事件を記した日記にも、「日本には26万人の医師がいるが、30年前には12万人だから増加が目立つ。が、増えたのは循環器科(2.7倍)と消化器科(2.2)等で産婦人科だけは逆に0.9倍と減少している。又、産婦人科を持つ病院も15年ほど前には2166あったのが04年には1469と激減している」とある。

このどれをとっても、お役人の医療行政がいかに間違っていたか? 日本の医療が病んでいるか? マッシーパパのような素人にも歴然であるのだ・・。

ともあれ、産科救急であれ一般救急であれ満足に救われないで、よくも自公政権は「安心実現」とか「5つの安心プラン」と安心を売り物にしたものだ。また、小泉政権から少子化対策を連綿と掲げて来たが、こんなお粗末をさらすようでは口先だけだったことは明白。ホンと、彼らにこの国を任せておけば、医療崩壊がどんどん進むだけだわね!?・・。♪

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