「富国有徳」の提唱者・川勝静岡県知事が「知事会は政治屋ばかり」「出席に値しない」と爆弾発言!?
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「朱に交われば赤くなる」と言うことわざがある。広辞苑によると、「人は交わる友によって善悪いずれにも感化される」ということだ。
たとえば、悪い例で言うなら、天下り、渡り等で国民の敵のように思われているキャリアでさえ、入省仕立てのころは、「日本の国の将来を自分の手で・・」と理想に燃えていたもの。
それが出世するにつれ、こと志と違い、国益より省益を優先する組織のエゴにどっぷりと浸ってしまう。挙句に、天下り、渡りがなぜ悪いのか、と社会の常識も分からなくなるのだ。
又、政治家も同様である。初当選したときは総理であれ党幹部であれ、「廉潔の士(心が清く私欲がなく、おこないが正しい人)」であったはず。
それが、「政治資金規正法違反」も「秘書給与」泥棒も平気でするようになる。それもこれも皆、先輩議員を見習っていくからである。
ところがである。ここに、そのような「朱」に交わりたくないと、全国知事会に決別宣言をした知事が出てきたのだ。
その主は2009年7月に民主党推薦で静岡県知事に初当選した川勝平太氏だが、初めて「全国知事会」に出席したのが09年10月9日。そこで、たちまち、「出席するに値しない」と思ったという。
さて、その理由は、いざ知事会に参加してみると、結局、そこは地域分権を目指すのではなく、ダムや道路などの建設を「陳情する場」にしようとしているだけ。
「霞が関から、政治家から、援助をもらうことについての技術に長けている人たちが半分を占めているような知事会になって、非常に器が小さくなっている」「ポリティシャン(政治屋)はいるかもしれませんがステーツマン(政治家)がいない」と感じたと言うのだ。
だからこそ、そのような「赤い」人たちと一線を引き、知事会メンバーの中に思いを同じくする人と「地域自立のための運動を起こしていく」と決断したようである(http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-51755/1.htm)。
いや~、この先生のおっしゃるとおりです。マッシーパパはこのブログでも、全国知事会の「腐れぶり」が承知できないと何度も批判してきた。
あの橋下氏でさえ、(知事会が)政党のマニフェスト比較をしたころからか、急速に知事会と一線を引き出し、中田氏の提唱する「首長連合」に軸足を移しだした。
そして、民主党の鳩山代表が全国知事会や全国市長会など地方6団体に対し、国と地方の協議機関の設置を法制化すると明言した際にも、「国のかたちを抜本的に変えるには、地方6団体は不適格だ」と忠告したものである。
そらそうでしょう。全国に47人いる知事の内、官僚出身が22人(内、副知事や部長で天下って、その後に昇格したのが8人)、国会議員の横滑りが11人(内、自民系5人、民主系3人、無所属3人)、タレント2名(森健と石原は国会議員に含む)、残り12人は県会、市会関係、および一般人等である。
こんな連中が大手を振っている全国知事会など、どう考えても自公政権時代の遺物。川勝知事の言うように「援助をもらうことについての技術に長けている人たち」にすぎない無用の長物なのだ。
又、彼らが地方の民の幸せを担っているはずがない。ま、いいとこ、一握りの者たちで築いた「○○王国」の代弁者でしかない。言わば、ミニ霞ヶ関を全国に形成しているようなものである。
だからこそ、この川勝知事も一目見て、自分の提唱する「富国有徳」の政治姿勢と彼らがあまりにかけ離れていると看破したのだろう。
処で、「富国有徳」の教えだが、小渕総理の施政方針演説にも取り入れられ、静岡県の前知事・石川 嘉延(いしかわ よしのぶ)の治世にも反映されたと言うしろもの。
今、ここに、川勝先生を紹介した「江戸川学園中等部」の分かりやすい解説文がありますので、転用させてもらいます。
これによると、「新しい国づくりの目標は、富士山【rich and civil mountain「富み、かつ徳のある高峰」と英訳される】のような富国有徳の国がふさわしく、また男性、女性を問わず、世俗にあって廉直な心を持続する者のことを『士』、豊かな物の集積を『富』と名づければ、両者を兼ね備えた『富士のごとき日本人』こそ新しい社会をになう日本人のめざすべき姿、とり戻すべき本来の日本人の姿」だと言うのです。
川勝知事は、まさに物心ともに豊かな『富国有徳の士』として、『心の豊かさ』にかなうものを県政に実践しようとしているのである(http://www.e-t.ed.jp/edotori1612/event00/kawakatu/kawakatu.htm)。
そういえば、この先生、当選したその日も、「国とけんかするスタンスは取らない。佐賀県の古川康知事ら親しい方もいるので、連携していきたい」と言っていたっけ。
そういえば、マッシーパパも、なにかというと、民主党政権の政策に文句を並べる知事たちに違和感を感じている。しかも、不満を言う知事に限って、自公推薦の知事どもであるからだ。
彼らは自公政権時代の悪しき「官僚政治」には一切文句を言わなかったのに、政権交代のおかげで、その重石が取れた途端文句を言い出す。これ一つ見てもいかに国益に反することか・・。
民主も脱官僚と言うなら、地方の官僚も一緒に排除しないと片手落ちでないだろうか・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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